コレクション 雅楽・笙 本管(紋竹)

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雅楽で使う笙という楽器です。通常、笙には白竹や煤竹(真竹)を使いますが、「紋竹」という竹の表面が天然の状態で紋模様がでている竹材で出来ています。あまり見かけないのは、紋竹は銘竹と言われており、白竹の3倍ほどの値がする貴重な竹です。硬さもあり、笙にとっては良質の竹ですが、貴重さ故、竹を揃えるのが難しいのです。また節を揃えるのも難しく、乱節が限界と聞きますし、長さを確保する事も出来ない事が多く、袖管になる事も多いです。という事情から、現在はあまり紋竹で作る方はいらっしゃらないみたいですが、あの山田仙太郎や鈴木直人も紋竹の楽器を残しております。この楽器は煤竹に近い飴色で、紋も穏やかに出ておりとても美しいです。長さも笙にとっては最も好ましい約46㎝です。銀製の金具も比較的きれいな状態で光沢もあります。根継の緩みもなくしっかりしています。竹の硬さ故、一部の竹に反りが発生しておりますが、演奏に支障はなく許容範囲内です。節も美しく張っており、現在ではこの様な節は乱節でも難しくなってきました。音はガツガツした音ではなく、控えめで昔の宮内庁楽部の様な繊細な笙の音色といった感じです(人それぞれ感じ方は違うと思いますが)。写真には写っていませんが、正絹の袋と枕、ケース付きです。洗い替え調律済みなので、すぐにご使用できます。前の持ち主からは久松守氏(先代の久松さん)とお聞きしており、譲って頂きましたが、確かなる証拠はありません。金具やリードは一部外注していた様なので、なかなか判断ができませんが、楽器全体のフォルムは酷似している気がします。現在の久松さんは乱節で45も60万程するとお聞きしています。丁寧に梱包し発送いたします。NCNRでお願いいたします。#雅楽 #笙#紋竹

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